1曲1詞


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飛行機雲は知らない

 

飛行機雲は知らない

大きな大きな空の

長く真っ白な直線を

犬と散歩している僕が見ていることを

 

ピサの斜塔は知らない

遠い遠い西の国の

今にも倒れそうな傾きを

トイレで頬杖ついている僕が見ていることを

 

シャケの大群は知らない

長い長い旅の果ての

命をつなぎ終え喘いでる姿を

晩ごはん食べながら僕が見ていることを

 

江戸時代の侍さんも

縄文時代の村人たちも

クロマニヨンも北京原人も知らない

2006年の世界を僕が見ていることを

 

僕は僕は知らない

寒い寒い冬の朝の

「おはよう」とあいさつ交わすあの人の名前を

犬と散歩している僕は

僕は知らない

2006年作


1日1曲